セキュリティ

VPNがちゃんと機能しているか確認する方法|IPリーク・DNSリークテストの手順

セキュリティ

VPNがちゃんと機能しているか確認する方法|IPリーク・DNSリークテストの手順

VPNをオンにしても本当に動いているか不安な方向けに、IPリーク・DNSリーク・WebRTCリークの確認方法を解説。スマホ・PCで簡単にできる動作確認の手順をまとめます。

🐱 この記事の結論

  • IPリーク・DNSリーク・WebRTCリークの3種類を確認するとVPNの動作状況がわかる
  • 各テストは無料のウェブサービスを使って数分で確認できる
  • リークが見つかったときはキルスイッチの有効化とサーバー切り替えで対処する

VPNをオンにしたはずなのに、本当に機能しているか気になったことはありませんか。「IPアドレスが変わっているか確認したい」「DNSリークって何?」という疑問を持つ人は多いと思います。

実は、VPNが正しく動いているかどうかは、無料のウェブサービスを使って数分で確認できます。

この記事の結論

VPNが機能しているかは、3種類のリークテストで確認できます。

  • IPリークテスト: 自分のIPアドレスが変わっているか
  • DNSリークテスト: DNSが意図しないサーバーに漏れていないか
  • WebRTCリークテスト: ブラウザ経由でIPが漏れていないか

各テストは無料のウェブサービスを使って、スマホでもPCでも数分で確認できます。

VPNの設定・対応状況は変更される場合があります。申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。

公式確認

料金・対応国・通信容量・返金保証・自動更新・VPN の接続可否は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

リークテストの種類と意味

まず、3種類のリークがそれぞれ何を指すのかを整理します。

リークの種類何が漏れるか主な影響確認の優先度
IPリーク自分のIPアドレス(接続元の場所)閲覧したサイトに実際の所在地が伝わる
DNSリークDNSクエリ(アクセスしたサイトのドメイン情報)ISPや第三者にアクセス先が把握される可能性
WebRTCリークブラウザが持つローカルIPアドレスVPN使用中もブラウザ経由で実IPが漏れる可能性

DNSは「ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み」です。VPNをオンにしていても、DNSの問い合わせ先が自分のインターネットプロバイダー(ISP)のサーバーに向いていると、アクセス先が漏れてしまうことがあります。

IPリークの確認方法

IPアドレスが変わっているか確認する

STEP
1

VPNをオフにして現在のIPアドレスをメモする

VPNを切った状態で、ブラウザの検索欄に「自分のIPアドレス」と入力します。検索結果の上部に現在のIPアドレスが表示されます。この数字をメモしておいてください。

STEP
2

VPNをオンにして再度IPアドレスを確認する

VPNを起動してサーバーに接続したら、同じ手順でIPアドレスを確認します。先ほどとは違う番号が表示されれば、VPN経由で接続できています。

STEP
3

IPアドレスが変わっていない場合は接続先を変更する

IPが変わっていない場合、VPNが正常に機能していない可能性があります。まずVPNアプリを再起動し、別のサーバーに接続し直してから再確認してみてください。

STEP
4

複数のサーバーで確認する

特定のサーバーだけ問題が起きているケースもあります。別の国や地域のサーバーに切り替えて、IPアドレスが変わるか試してみましょう。

DNSリークの確認方法

DNSが漏れていないか確認する

STEP
1

VPNをオンにしてDNSリークテストサービスにアクセスする

VPNが接続された状態で、ブラウザの検索欄に「DNS leak test」と入力して検索します。無料で使えるテストサービスが複数見つかります。

STEP
2

「Extended test」または「Standard test」を実行する

サービスのページを開いたら、テストボタンをクリックします。「Extended test(拡張テスト)」の方がより詳しく確認できます。テストは通常1分以内に完了します。

STEP
3

結果に表示されるDNSサーバーのロケーションを確認する

テスト結果に、どのDNSサーバーが使われているかが表示されます。VPNの接続先と同じ国のサーバーが表示されていればOKです。日本のDNSサーバーが表示されている場合は、DNSが漏れている可能性があります。

STEP
4

DNSリークが見つかったらVPNの設定を変更する

VPNアプリの設定に「DNSリーク防止」や「カスタムDNS」の項目がある場合は有効にしてください。設定後に再度テストして、漏れが止まっているか確認しましょう。設定項目はアプリのバージョンによって異なります。

NordVPNのDNSリーク防止機能を公式サイトで確認する

WebRTCリークとは

WebRTCはビデオ通話やファイル共有などをブラウザで実現するための技術です。この機能がVPNをオンにしていてもローカルのIPアドレスを外部に送信してしまうことがあります。

確認方法はIPリークテストと同様です。「WebRTC leak test」で検索すると専用のテストサービスが見つかります。VPNをオンにした状態でアクセスし、実際のIPアドレスが表示されていないか確認してください。

WebRTCリークはブラウザの設定や拡張機能で対処できる場合があります。ただし設定方法はブラウザの種類やバージョンによって異なるため、使用しているブラウザの公式ヘルプを確認してください。

リークが発生したときの対処法

テストでリークが見つかった場合は、次の3つを順番に試してみてください。

リーク発生時の対処チェックリスト

  • VPNアプリを完全に終了して再起動する(アプリの軽微な不具合で解消することがある)
  • VPNの設定でキルスイッチをオンにする(VPNが切れた瞬間のリーク防止に有効)
  • 別のサーバーまたはVPNプロトコルに切り替えて再テストする
  • VPNアプリを最新バージョンに更新する
  • それでも解消しない場合は、VPN提供元のサポートに問い合わせる

キルスイッチについてはVPNのキルスイッチとは?海外旅行でフリーWi-Fiを安全に使うための設定方法で詳しく解説しています。

⚠️ 無料VPNはリークが発生しやすいことがある

無料VPNの中には、DNSリークやIPリークが発生しやすいと指摘されているものがあります。コストゼロで使える反面、セキュリティの仕組みが十分でない場合があります。

「VPNをオンにしているから大丈夫」と過信するのは禁物です。実際にテストして確認することが大切です。

有料の信頼できるVPNサービスの中には、定期的にリークテストの結果やセキュリティ監査の報告を公開しているものもあります。VPN選びの参考にしてみてください。

無料VPNのリスクについては無料VPNは危険?海外旅行で使うリスクと信頼できる選び方でも詳しくまとめています。

よくある質問

よくある質問

Q. VPNをオンにしているのにIPが変わっていない場合はどうすればいい?

A. まずVPNアプリを再起動して、再度接続し直してみてください。それでも変わらない場合は、別のサーバーや別のプロトコルに切り替えて確認します。VPNアプリ自体を最新バージョンに更新することで解消するケースもあります。それでも解決しない場合は、VPN提供元のサポートへの問い合わせを検討してください。

Q. DNSリークが起きるとどんな問題がある?

A. DNSリークが発生すると、VPNをオンにしていてもインターネットプロバイダーや第三者があなたがアクセスしているサイトのドメインを把握できる可能性があります。IPアドレス自体は隠れていても、アクセス先の情報が漏れてしまうことになります。フリーWi-Fiを使う場面では特に気になる点です。

Q. WebRTCリークとは何ですか?

A. WebRTCはブラウザ上でビデオ通話やリアルタイム通信を可能にする仕組みです。この機能はVPNを経由せずにIPアドレスを送信することがあり、VPNをオンにしていても実際のIPが外部に伝わる場合があります。ブラウザの種類や設定によって対処方法が異なるため、使用しているブラウザの公式情報を確認してください。

まとめ

VPNが正しく機能しているかどうかは、IPリーク・DNSリーク・WebRTCリークの3種類を確認することで把握できます。

  • IPリークテスト: VPNオフとオンでIPアドレスが変わっているか確認する
  • DNSリークテスト: 「DNS leak test」で検索して専用サービスでテストする
  • WebRTCリークテスト: 「WebRTC leak test」で検索して確認する

リークが見つかった場合は、アプリの再起動・キルスイッチの有効化・サーバー切り替えの順で試してみてください。

VPNの設定・機能・対応状況は変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

関連記事

関連メモ・公式確認

→ 海外旅行の通信手段(eSIM・ポケット Wi-Fi・ローミング)の比較を見る