eSIMだけに切り替えたら日本のSMS認証が届かなくなった場合の対処法
eSIMだけに切り替えたら日本のSMS認証が届かなくなった場合の対処法
物理SIMを外してeSIMだけにした後、日本の銀行・LINEなどのSMS認証コードが届かなくなった場合の原因と対処法を解説。出発前にやっておくべき認証アプリへの切り替え手順もまとめます。
🐱 この記事の結論
- 旅行用eSIMはデータ通信専用で電話番号が割り当てられないためSMS認証が届かない
- 対策は「日本SIMをデュアルSIMで残す」か「認証アプリへ切り替える」の二択
- 海外に出発する前に主要アカウントの認証方法を切り替えておくことが最重要
「海外に着いたらLINEの認証コードが届かなくて、ログインできない」。旅行用のeSIMだけにしてから、銀行やPayPayの認証コードも受け取れなくなった、という話は少なくありません。
物理SIMを外した瞬間、日本の電話番号宛のSMSがどこにも届かなくなります。原因と対処法を整理しましたので、出発前に確認しておきましょう。
この記事の結論
旅行用eSIMのほとんどはデータ通信専用で、日本の電話番号が割り当てられていません。 そのため、日本の電話番号宛のSMS認証コードは届きません。
対策は主に次の3つです。
- 日本SIM(物理SIM)を端末に残してデュアルSIM構成にする(最も確実)
- 認証アプリ(Google Authenticator・Authyなど)に切り替える(出発前に設定が必要)
- バックアップコードを事前に発行・保存しておく(補助的な手段)
海外に出てからでは対処が難しくなる場合があります。出発前の準備が最も重要です。
公式確認
料金・対応国・通信容量・返金保証・自動更新・VPN の接続可否は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
なぜeSIMだけだとSMSが届かないのか
旅行用eSIMが「データ専用」である理由を少し詳しく説明します。
SMS認証は「電話番号に届くショートメッセージ」です。 銀行のワンタイムパスワード、LINEの電話番号認証、PayPayのSMS認証、すべて同じ仕組みです。
旅行用のeSIM(AiraloやHolaflyなど)は、現地でデータ通信ができるように設計されています。電話番号が付与されていないプランがほとんどで、SMSの送受信はできません。
つまり、物理SIMを取り出してしまうと、日本の電話番号に届くSMSを受け取る手段がなくなります。
eSIMでもキャリア契約のeSIM(ドコモ・au・ソフトバンクなど)は電話番号付きですが、旅行向けの格安eSIMとは仕組みが異なります。
すでに海外にいる場合の対処法
すでに出発済みで、SMS認証が届かない状態に気づいた場合の対処手順です。
海外でSMS認証が届かない場合の対処手順
1
Wi-Fi環境で認証アプリへの切り替えを試みる
Wi-Fiが使える環境であれば、各サービスの設定画面から「二段階認証の設定変更」が可能な場合があります。Google・LINEなど一部サービスは、既存の別の認証方法でログインできれば認証アプリへ切り替えられます。
2
バックアップコードを使う
GoogleアカウントやLINEなど、出発前にバックアップコードを発行していた場合はそれを使えます。バックアップコードは紙やクラウドに保存しておく必要があります。
3
サービスのサポートに問い合わせる
バックアップコードもない場合、サービスのサポートに「SMS認証コードが届かない」として問い合わせます。本人確認書類の提出が必要な場合があります。対応に時間がかかることも多いです。
4
一時帰国または一時SIM入手を検討する
上記で解決しない場合、現地でSIMが使える環境であれば国際SMSが受信できる場合もあります。ただし対応は保証されません。銀行など重要度が高いアカウントの場合は、一時帰国の検討も視野に入れてください。
出発前にやっておくべき対策
海外で困らないために、出発前に対策しておくことが最も重要です。
出発前のSMS認証対策チェックリスト
- Googleアカウントの二段階認証を「認証アプリ」(Google Authenticatorなど)に切り替える
- LINEの「ログイン中の端末確認」機能を確認し、ログイン保護を設定する
- 利用中のネットバンキングで「認証アプリ対応」か確認し、切り替え可能なら設定する
- Googleアカウントのバックアップコードをクラウドまたはメモで保存する
- 物理SIM(日本SIM)は端末に残してデュアルSIM構成にする
- 日本SIMのデータローミングはOFFにする(データはeSIM側を使う)
- 旅行中にアカウントのパスワード変更・住所変更などはしない(SMS認証が発生することがある)
物理SIMをデュアルSIM構成で残すのが最も確実な方法です。 データ通信はeSIM側に任せて、日本SIMはSMS受信専用に使う構成にすると、現地での手間が大幅に減ります。
地球の歩き方eSIMで対応プランを確認する主なサービス別・認証アプリへの切り替え
各サービスの認証アプリ対応状況と設定場所の目安です。設定手順・名称はアップデートで変わる場合があるため、公式ヘルプも合わせて確認してください。
| サービス | 認証アプリ対応 | 設定画面の場所(目安) |
|---|---|---|
| Googleアカウント | 対応 | Googleアカウント管理 → セキュリティ → 2段階認証プロセス |
| LINE | 対応(一部機能) | LINEアプリ → 設定 → アカウント → パスワード / ログイン許可 |
| 楽天銀行 | 要確認 | 楽天銀行アプリ → セキュリティ設定(公式サイトで確認を) |
| 各種ネットバンキング | 銀行による | 各銀行の公式サイトのセキュリティ設定を確認 |
| PayPay | 要確認 | PayPayアプリ → アカウント設定(公式ヘルプで確認を) |
認証アプリへの切り替え手順は、各サービスの公式ヘルプページを参照してください。手順は執筆時点のものであり、変更される場合があります。
⚠️ 海外でSMS認証が届かない状態での注意点
知っておくと安心な注意事項をまとめます。
- パスワード変更・住所変更などはSMS認証を必要とする場合があります。 旅行中はアカウント設定の変更をできる限り避けましょう。
- 新しいデバイスへのログインにもSMS認証が使われることがあります。 旅行中に端末を変えるのは避けるのが無難です。
- 「SMS以外の認証方法」を複数用意しておくと安心です。 認証アプリ、バックアップコード、信頼できる連絡先の設定など、複数の手段を出発前に整えておきましょう。
よくある質問
よくある質問
Q. 海外でLINEのSMS認証が必要になった場合はどうすればいいですか?
A. 物理SIM(日本SIM)をデュアルSIM構成で残しておけば、SMS受信が可能な場合があります。物理SIMがない場合は、Wi-Fi環境でLINEの公式サポートに問い合わせるか、ログイン中の別端末を使って認証アプリへ切り替えることを検討してください。状況によって対応方法が異なるため、LINEの公式ヘルプも確認してください。
Q. 認証アプリへの切り替えは難しいですか?
A. 手順自体はそれほど複雑ではありませんが、設定中に誤ると一時的にログインできなくなることもあります。バックアップコードを先に発行してから切り替えを進めると安心です。各サービスの公式ヘルプに手順が掲載されているので、そちらを参照しながら進めてください。
Q. 旅行用eSIMでもSMSが使えるものはありますか?
A. 一部のeSIMプランにはSMS対応のものもありますが、日本の電話番号が付与されていないプランがほとんどです。日本の銀行・LINEのSMS認証に使える日本番号付きプランは、旅行向けのデータ専用eSIMでは対応していない場合が多いです。購入前に公式サイトでSMS対応の有無を確認してください。
Q. デュアルSIMにした場合、日本SIMの月額料金はかかりますか?
A. 契約中の日本SIMをそのまま残してデュアルSIM構成にした場合、日本SIMの月額料金は通常どおり発生します。料金プランによっては海外データローミングの費用がかかることもあるため、日本SIM側のデータローミングはOFFにしておくことをおすすめします。詳細はご利用のキャリアの公式サイトで確認してください。
まとめ
旅行用eSIMはデータ通信専用のプランがほとんどで、日本の電話番号宛のSMS認証は届きません。物理SIMを取り出してeSIMだけにした場合、銀行・LINE・PayPayなどのSMS認証コードを受け取れなくなります。
最も確実な対策は 「日本SIMをデュアルSIM構成で残す」 か、「認証アプリに切り替えておく」 の組み合わせです。どちらも出発前に設定を完了しておく必要があります。
海外に出てから対処しようとすると、サービスによっては復旧に時間がかかることもあります。出発前のひと手間が、現地での大きな安心につながります。
料金・プラン内容・各サービスの認証方法は変更される場合があります。申し込み・設定の前に公式サイトで最新情報を確認してください。