海外旅行中も日本の電話番号を残したい|eSIMとデュアルSIMで認証コードを受け取る方法
海外旅行中も日本の電話番号を残したい|eSIMとデュアルSIMで認証コードを受け取る方法
海外旅行中に日本の電話番号を残してSMS認証・着信を受け取る方法を解説。eSIMを追加してデュアルSIMにする設定と、日本SIMのデータローミングを切る節約設定もまとめます。
🐱 この記事の結論
- デュアルSIM対応端末なら日本SIMを残したまま海外eSIMを追加できる
- データ通信はeSIM・SMS着信は日本SIMという使い分けが基本設定
- 日本SIMのデータローミングをオフにしないと高額になる場合があるため要確認
「海外旅行中に銀行アプリを開いたら、SMS認証コードが届かなくて使えなかった」という話はよく聞きます。日本の電話番号へのSMSが受け取れないと、銀行・クレカ・LINEなど、意外と多くのサービスが使えなくなります。でも、端末がデュアルSIMに対応していれば、日本のSIMを差したまま海外用eSIMを追加できます。これが一番手軽な解決策です。
この記事の結論
海外旅行中も日本の電話番号を残すなら、デュアルSIM構成が現実的な方法です。
- 日本の物理SIMをそのまま端末に入れておく
- 海外用eSIMを追加してデータ通信に使う
- SMS・電話の着信は日本SIMで受け取れる
- ⚠️ 日本SIMのデータローミングはオフにする(これを忘れると高額になる場合があります)
iPhone XS以降のほとんどのモデル、Pixel 7以降、Galaxy S21以降などがデュアルSIM(物理SIM+eSIM)に対応しています。お手持ちの端末が対応しているか、メーカーの公式サイトで確認しましょう。
料金・対応国・通信容量・利用条件は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
公式確認
料金・対応国・通信容量・返金保証・自動更新・VPN の接続可否は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
なぜ海外旅行中も日本の電話番号が必要なのか
海外に出てからはじめて気づくケースが多いのですが、日本の電話番号が必要な場面は思ったより多くあります。
- ①銀行・クレジットカードのSMS認証:海外でのATM引き出しや送金では不正利用防止のSMS認証が走ることがあり、日本番号に届く認証コードを受け取れないと手続きが止まります。
- ②LINEの電話番号ログイン:機種変更後や再ログイン時に電話番号へのSMS認証が必要になることがあり、日本番号のSMSを受け取れないと詰まります。
- ③職場・家族からの着信:日本番号を残しておけば「緊急の連絡が来たらどうしよう」という不安も解消できます。着信は日本SIM経由で受け取れます(国際ローミング料金が発生する場合あり。詳しくは後述します)。
デュアルSIMで「日本番号+海外eSIM」にする仕組み
仕組みはシンプルです。
| SIM | 役割 |
|---|---|
| 日本の物理SIM | SMS受信・通話着信(電話番号を維持) |
| 海外用eSIM | データ通信(現地ネット接続) |
この2枚を同時に使うのがデュアルSIM構成です。「データ通信に使うSIM」をeSIMに切り替えておくことで、ネット通信は現地の格安eSIMを使いながら、SMSは日本番号で受け取れます。
⚠️ ただし、日本SIMのデータローミングをオフにしておかないと、日本SIMの回線でデータ通信が発生することがあり、高額になる場合があります。必ずオフにしておきましょう。
出発前にやること(設定手順)
デュアルSIM設定の手順(出発前に完了させる)
1
端末がeSIM対応かどうか確認する
iPhoneなら「設定 → モバイル通信」でeSIMの項目が出るか確認します。AndroidはPixelなら「設定 → ネットワークとインターネット → SIM → SIMを追加」、Galaxyなら「設定 → 接続 → SIMマネージャー」から確認できます。SIMロック解除が済んでいるかも合わせて確認しましょう。SIMロックがかかったままだと海外eSIMが使えない場合があります。
2
海外用eSIMを購入してプロファイルをインストールする
eSIMのプロファイルインストールにはWi-Fi環境が必要です。日本を出る前に、自宅や空港のWi-Fiを使ってインストールを済ませておきましょう。QRコードを読み込む場合は、別のスマホやPCでQRを表示して、設定する端末のカメラで読み込む必要があります(同じ端末では読み込めません)。
3
「データ通信に使うSIM」をeSIMに設定する
iPhoneは「設定 → モバイル通信 → 通信のデフォルト設定 → モバイルデータ通信」でeSIMを選択します。Androidは「設定 → ネットワーク → SIM → 優先SIM」などからeSIMを選択します。ここを切り替えないと、データ通信が日本SIMのまま使われてしまいます。
4
日本SIMの「データローミング」をオフにする(重要)
iPhoneは「設定 → モバイル通信 → 日本のSIM → データローミング」をオフにします。Androidは「設定 → ネットワーク → SIM → 日本のSIMを選択 → データローミング」をオフにします。これを忘れると、日本SIMの国際ローミングでデータ通信料が発生する場合があります。必ず出発前に確認しましょう。
5
「電話」と「SMS」の設定は日本SIMのままにする
SMS受信・通話着信は日本SIMで受け取るため、電話とSMSの設定は日本SIMを優先にしておきます。iPhoneは「設定 → モバイル通信 → 通信のデフォルト設定」で「モバイルデータ通信」のみeSIMに変更し、「音声通話」と「iMessage/FaceTimeに使用」は日本SIMのままにするのが基本です。
日本番号を残すことで何ができるか
具体的なシーンで確認しておきましょう。
銀行アプリのSMS認証コード 海外でネットバンクやクレカアプリを操作するときに発生するSMS認証コードは、日本番号に届きます。デュアルSIM構成なら端末を替えることなく受け取れます。
LINEのSMS認証 LINEの再ログイン・機種変更後の引き継ぎでSMS認証が求められた場合も、日本番号で受け取れます。
家族・職場からの通話着信 日本の電話番号への着信を受け取れます。ただし、日本SIMを海外で着信した場合、キャリアによって国際ローミング料金が発生します。着信を受けたときの料金体系は、出発前にキャリアの公式サイトで確認しておきましょう。
⚠️ 注意点:日本SIMの国際ローミングについて
日本のSIMを端末に入れたまま海外に行くと、データローミングをオフにしていても、通話の着信には国際ローミング料金が発生する場合があります。キャリアによって料金体系が異なるため、出発前に確認が必要です。
着信を受け取りたくない場合、または料金が心配な場合は以下の方法があります。
- キャリアの「国際ローミング停止」サービスを利用する(着信も届かなくなります)
- 転送停止設定をキャリアのマイページから行う
- 緊急時以外は「機内モード+Wi-Fi」で運用し、SMSだけ受け取る
どの選択肢が自分に合っているかは、キャリアの公式サイトで料金と設定方法を確認してから決めましょう。
公式確認
料金・対応国・通信容量・返金保証・自動更新・VPN の接続可否は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
出発前の確認リスト
デュアルSIM設定の出発前チェック
- 端末がeSIM+物理SIMのデュアルSIM対応かを確認した
- SIMロックが解除済みかを確認した(日本のキャリアでの購入端末は要確認)
- 日本のWi-Fi環境でeSIMプロファイルをインストール済み
- 「データ通信に使うSIM」をeSIMに切り替えた
- 日本SIMの「データローミング」をオフにした
- ブラウザ・地図アプリなどでeSIMのネット接続をテストした
- 日本SIMの国際ローミング料金をキャリア公式サイトで確認した
よくある質問
よくある質問
Q. 日本SIMを差したまま海外に行くと料金はかかりますか?
A. データローミングをオフにしていても、通話の着信・発信には国際ローミング料金が発生する場合があります。SMSの受信は無料のキャリアが多いですが、料金体系はキャリアによって異なります。出発前に各キャリアの公式サイトで確認しましょう。
Q. eSIMを追加しても日本の電話番号は使えますか?
A. eSIMはデータ通信専用として追加するケースがほとんどです。日本の電話番号は日本の物理SIM(または日本向けeSIM)に紐づいているため、日本SIMを端末に残しておくことで引き続き使えます。eSIMを追加しても日本の電話番号は変わりません。
Q. SMS認証コードは海外にいても日本番号に届きますか?
A. デュアルSIM構成で日本SIMを端末に入れたままにしておけば、日本番号へのSMSは受け取れます。ただし、SMS受信が無料かどうかはキャリアによって異なります。銀行・クレカのSMS認証も同様で、日本番号に届いた認証コードを端末上で確認できます。
まとめ
海外旅行中も日本の電話番号を残したいなら、日本のSIMを端末に入れたまま海外用eSIMを追加するデュアルSIM構成が基本です。
- データ通信は海外eSIM、SMS着信・通話は日本SIMという使い分けが基本
- 日本SIMのデータローミングをオフにするのを忘れずに
- 通話着信の国際ローミング料金は出発前にキャリアで確認する
設定自体は難しくありませんが、データローミングのオフ忘れだけは注意が必要です。出発前に確認リストを使ってチェックしておきましょう。